遅番の帰り道、19時45分。自転車で帰る時はいつもランダムで音楽を流してる。

流れて来たのはMOROHAの三文銭。

何回か聴いた事あったけど、いい曲だなって思ってた。必死で泥臭い音楽は昔から好みだったから。

かと言って特別思い入れがある訳でも無い、無いけど、今日は凄く沁みた。歌詞が胸に入ってくる感覚があった。「言い訳は優しく肩を叩くがその先の面倒は一切見てくれない」「自分を客観視するな 俺たちの目はここに付いてる」

書き出して見返すと臭い言葉だと思う。けど僕に言ってるんだと、僕の事を歌ってるのかと感じた。

聞き終わる頃には自転車のライトが切れた。今日は充電してなかったからずっと赤いランプが点滅していて僕の怠惰を責めてるようにも見えた。

ライトが消えて月明かりが強い事に気が付いた。人っ子一人見当たらない上に街灯も無いから余計に明るく感じる。

そこからは歩いて帰った。ライトが無いのもそうだが、ゆっくり帰りたくなったから。

仕事帰り、月明かりに照らされる夜道。イヤホンからは言い聞かせるような言葉が次々に耳に飛び込んでくる。完全にシチュエーションに酔いしれていた。でも許して欲しい。冷めきって萎んだ感性に届く言葉があって嬉しくなったのだから。

誰かに届けたい訳でも、ましては僕に向けての言葉では無いにしても、誰かの言葉に心を動かされた事実が嬉しかった。

熱に浮かされて、逸る気持ちのままこの文章を書いてる。推敲も無く溢れる言葉を紡ぐのは小っ恥ずかしいが今年はなんでも吐き出してアウトプットしていこうと決めた。

この熱もいつ冷めるか分からない。けど一歩でも何か自分の進みたい道に進めたような感覚は忘れないと思う。

という訳で今後は異常独身男性の胸の内をぶちまけたり学術的根拠の無い持論を展開する場所になるかもしれない。間違っても貴方の人生に影響を与える事はないだろうが害を被る事も無いと思うので覗きたくなったらここに来て欲しい。